というわけで今回は「ラジオへ送るメールは翌週の放送へ持ち越されるのか?送り直す必要はあるのか?」について書いていきます。
メールは次回放送へ持ち越されるのか?
まず、基本的には番組が放送されるまでの1週間に届いたメールが読まれるのが普通です。
2週間前に送ったメールが1週前の放送では読まれず、今回の放送で急に読まれるということはほぼありません。
昔送ったメールがしばらくしてから読まれるという「メールが持ち越される」ということはほとんどないです。
人気番組であるほどメールが持ち越される可能性は低くなります。
人気番組は毎週のようにメールが大量にきて、面白いメールを送ってくるハガキ職人も多いので、わざわざメールを次回放送に持ち越す必要がないからです。
送った週に読まれなかったら、それはもう不採用だった、ということです。
地方の番組だったり、あまりメールの競争率が高くない番組だと次回放送にメールが持ち越されることは極稀にあります。
本当に極稀です。
番組で自分のメールが読まれたときに「あっ、このメール2ヶ月くらい前に送ったやつだ」と思ったことが私の経験だと2回くらいあります。
たぶんそれは、放送中に読んでも大丈夫な質のメールがあまりにも少なかったために、番組スタッフさんが苦悩した結果、過去の不採用メールの中からなんとか探し出して読んでくれたということでしょう。
というわけで、よほどのことがない限りメールが次回放送へ持ち越されるということは無いと思います。
メールを送った週に読まれなかったら、もう諦めて次の新しいメールを考えて送りましょう!
いつもやるコーナーがお休みだった場合
ラジオ番組では毎週やっているコーナー、ネタコーナーがお休みになることがあります。
オープニングトークが思った以上に盛り上がったり、スペシャルウィーク(聴取率調査週間)でいつもとは違う企画をやったり。
いろいろな理由でコーナーをやらないことはよくあります。
ハガキ職人と呼ばれる人たちがラジオのスペシャルウィークを好まないのは、このようにコーナーをやらないので自分のメールが読まれないことが理由です。
ではそのような理由でコーナーが行われなかった場合、あらかじめ送っていたメールはどうなってしまうのでしょうか?
答えは簡単、「読まれる候補だったメールは次回のコーナーで読まれる可能性がある」です。
せっかく送ってもらって選別したメールをわざわざ全廃棄する面倒なことをする番組スタッフさんはいません。
次週もまだメールはたくさんくるので、コーナーをやらない場合でもメールの選別は行われています。
例えば、コーナーをやらなかった週でもスタッフさんは読むメールを10通くらいは選んでいます。
それでも次週までにはまたメールがたくさん送られてきます。
あらかじめ選ばれている10通よりも良いメールがくれば、入れ替わる形でメールが選ばれていきます。
ですので、コーナーをやらなかった次の週のコーナーは競争率がかなり高くなります!
ラジオを聴いている側としてはコーナーが面白くなるので最高ですね!
というわけで、コーナーがお休みだった場合は次の放送回でメールが読まれる可能性があります!
「今週コーナーやらなかったから、同じメールを送り直さなきゃ!」と、わざわざメールを送り直す必要はありません!
送ったメールはちゃんとストックされているからです。
まとめ
というわけで「メールが持ち越される」ことについて、生放送か録音番組かで分けて書いてみました。
基本的にはリスナーがメールを送ったら、あとは気にせず、何もせず読まれるか?読まれないか?を待てば良いだけです。
なにもしなくて良いです、祈るだけです。
他の記事でもラジオ番組での禁止事項であるマルチ投稿について書きましたが、基本的には「同じメールは1通送るだけで大丈夫!」です。
ラジオへのメール投稿において年間400採用を達成した、ただのラジオ好き(現・放送作家)がラジオ投稿のノウハウやコツなどを書いた記事をまとめたページです。ラジオへのメール投稿が初心者の人はもちろん、常連リスナーを目指す中級者の人にも役立つ情報が掲載されています。