今回は『ラジオ番組に曲をリクエストする方法』について紹介していきたいと思います。
リクエストを送る時のメール形式
まずはリクエストを番組に送る時のメール形式について簡単に説明していきます。
今回紹介するメール形式はあくまで私が考えたメール形式です。
ラジオへのメールには「絶対にこうしなくてはいけない」という形式は存在しません。
学校の授業で習うわけでもなければ、ラジオ番組へのメールの書き方についてマナー教室の先生があーだこーだ言ったこともありません。
各々自分で読みやすいメール形式を考えてみてください。
というわけで、私が今までのラジオ投稿生活10年以上で考え抜いたリクエストのメール形式は上記のようになりました。それぞれ簡単に説明していきます。
「差出人」は自分のメールアドレスです。
「宛先」は番組のメールアドレスを書きます。番組メールアドレスは間違えやすいので、公式HPからコピペしたりして打ち間違いがないように注意しましょう!
「件名」には、このメールがリクエストだということがわかるようなタイトルを書きます。件名でわかるようにしないと、スタッフさんがメールの仕分けに困ってしまいます。
「本文」には、上から順に・・・県名までの簡単な住所、ラジオネーム、リクエストしたい曲の歌手名と曲タイトル、リクエスト理由、住所氏名。と書いていきます。
赤文字で書いた項目は必須です!
県名までの簡単な住所、住所氏名、についてはメールが読まれたら番組グッズなどがもらえる場合には必須です。グッズがもらえないのであれば書かなくて良い部分です。
どういうシステムでリクエスト曲がかかる?
ラジオ番組にリクエストを送ったら、どうやって実際に番組で曲がかかるのか?オンエアされるのか?
ここを知っておきましょう。
リクエストがかかるシステムがわかれば、どんな曲がリクエストに採用されるのかがわかってくるかもしれません。
まずリスナーからリクエストがあったら、番組スタッフさんがどのリクエスト曲を実際にかけるのかを選びます。
そしてリクエスト曲が決まったら、スタッフさんがCDを保管してある倉庫まで走ります!
CD保管庫は図書館のようになっていて、検索端末に曲名を入れると「◯◯番の棚にあるよ」と表示されるので、その棚に行ってCDを探し出します。
見つけたCDを手に持ったスタッフさんは放送スタジオまで行き、そこでCDを機械にセット!
そして曲が放送で流れます。
小さなFM局などCD保管庫が無い放送局の場合は、パソコンに入っている音源データから直接リクエスト曲をかけることもあります。
どちらにしても「リクエスト曲を選ぶ」「スタッフさんが曲を探す」「見つけた曲を流す」という流れになっています。
絶対にリクエストが採用されない曲はある?
リクエスト曲がかかるシステムが理解できれば「絶対にリクエストされない曲」があることも自然とわかるでしょう。
そうです「CD保管庫に無い」「音源データが無い」リクエスト曲は絶対に採用されません!
音源が無いのですから流しようがないわけです。
また「著作権の許可が確認できていない曲」もオンエアで流すことはできません。
ラジオ局としては番組で流す曲の著作権をクリアにしておかないと後で膨大な金額の楽曲使用量を取られてしまうので、絶対に著作権がクリアになっている曲しか流しません。
「まだレコード会社に所属していないインディーズバンドの曲を流して欲しい!」というリクエストを送っても、その曲に関する権利をラジオ局が確認しないと流せません。
ラジオ局にはどんな楽曲があるのか?
どういうCDや音源がラジオ局にあるのかというと、レコード会社の人が営業にきて「このCDオススメなんで置いてください!」といったものが中心です。
ですのでリリースされたばかりのCDでもレコード会社の人がイチオシのアーティストの曲であれば音源があるのでリクエストがかかる可能性があります!
またJASRACなどの大手著作権管理団体に登録されている楽曲もラジオ局に存在する可能性が高いです。
ラジオ局は流す曲1つ1つの権利を確認するのは面倒なので、著作権管理団体と「1年間で◯◯万円支払うので、おたくが管理している楽曲を自由に使っても良いってことでお願いします」という契約を結んでいます。
ラジオ局としてはそういう契約を結んでいてJASRACなどに登録されている楽曲を自由に使うことができるので、CDや楽曲データを持っている可能性が高いです。
著作権管理団体はアレコレ言われることが多いですが、こういう時に便利な団体なんですね!
リクエストが採用されやすくなる方法
リクエストが採用されやすくなる方法についてです。
まず第一に「ラジオ局に音源がある!」というのが大前提です。
そして、採用確率が上げるのに重要なのがリクエスト理由をしっかり書くこと!です。
よくラジオを聴いていればわかるかとは思いますが、「転校してしまう友達が好きだった曲をリクエストしたいです!」とか書かれたら採用したくなっちゃうじゃないですか?
リクエスト曲を選ぶスタッフ側の目線に立った時に、そういう理由を書かれたら曲聴きたくなるじゃないですか!
ですので、良いリクエスト理由を書けば採用確率はグーンとアップします!
というか、良いリクエスト理由があればほぼ100%で採用されると思います。
漠然と「好きなアーティストの新曲が聴きたいから」という理由もアリですが、他にも理由を探して「受験勉強でがんばっている部活の先輩に向けての応援ソングとしてリクエストしたいです!」と書いた方が良いです!
ラジオへのメール投稿において年間400採用を達成した、ただのラジオ好き(現・放送作家)がラジオ投稿のノウハウやコツなどを書いた記事をまとめたページです。ラジオへのメール投稿が初心者の人はもちろん、常連リスナーを目指す中級者の人にも役立つ情報が掲載されています。