ラジオ番組へ送った自分のメールは読まれないのに、他の人はよく読まれる。
そう思うことはラジオ投稿あるあると言えるでしょう。
今回は「なぜ同じ人ばかりメールが読まれるのか?」ということについて書いていきたいと思います。
ラジオ番組で読まれるメールは「面白さ」で選ばれる
まずはラジオ番組で採用されるメールの選考基準を知っておきましょう。
まぁ、選考基準は簡単です。
「面白さ」でメールは選ばれます。
番組が盛り上がる、面白くなるようなメールが読まれることになります。
つまらないメールや意味不明なメールは読まれません。
そういうメールを読んでも番組は盛り上がりません、リスナーも聴いていてつまらない気分になるでしょう。
すると番組は人気がなくなり、スポンサーがつかなくなり、最後は番組は終了してしまいます。
とにかく番組側としては、面白いメールを選んで、それをパーソナリティさんが読んで番組自体が面白くなることが理想なのです。
少しでも番組が盛り上がりそうなメールをスタッフさんは厳選しています。
同じ人が読まれるのではなく「面白いメールが読まれている」
ラジオ番組で読まれるメールがどういう基準で選ばれているのかはだいたいわかったと思います。
そうすると「なぜラジオ番組では同じ人ばかりのメールが読まれるのか?贔屓されているの?」という疑問への答えも自然と導き出せます。
毎回のようにメールが読まれる人は、それだけ番組が盛り上がるネタ(文章)を書けているからということです!
その日の放送で10通のメールが読まれたとすれば、その10通は送られてきたメール全体の中で面白かったTOP10のメールです。
番組を盛り上げるために選ばれしメールなのです!
昔とあるラジオ番組スタッフさんがTwitterで「常連びいきをするなって言われるから、ラジオネームを隠してメールを選んでみたところ、9割くらいが数人の常連リスナーのメールだった」ということをツイートしていました。
毎週採用される常連リスナーは番組スタッフさんが面白いと思うツボを知っているわけですね。
そしてそういうメールをしっかり書けている、だから毎週のように採用されます。
常連びいきは存在するのか?
ネット上では「贔屓にされているリスナーのメールはフィルターがかけられていて、優先して読まれるようになっている」という陰謀論的に語られることもあります。
しかし、逆に常連リスナーのメールはハードルが上がっていて、ありきたりなレベルのメールを送ってもなかなか読まれません。
メールを選ぶスタッフさんも「こいついつも面白いメール送ってくれるなぁ」と思いながら送られてきたメールを読むわけですから、ちょっとでもつまらないと「今回はダメだな」と思いやすいです。
初投稿のメールだったり、あまり見かけないラジオネームだとそういうハードルが無いので、少しツボにハマれば意外とあっさり採用されることもあります。
スタッフさんも人間ですから「この人初投稿かー、読んであげたいなー」という理由で採用を決めることもあるでしょう。
長年ラジオリスナーをやっている私としては「初投稿びいき」の方が多いと思っています。
ちなみに番組で毎回のように採用される常連リスナーさんは毎回何十通のメールを送っています。
大量のボツの中から毎週1通だけの採用を勝ち取っているんです。
それだけ努力し、質の良いメールをがんばって送り続けています。
私がメールを送りまくっていた時期は、毎週20通以上のメールを書いていました。
それでも1通読まれれば良い方でしたね・・・。
というわけで「同じ人ばっかり読まれる!贔屓されているの?」について、私の答えは・・・
ラジオ投稿は他のリスナーさんとのメール合戦、戦いです。
番組で採用されるため(勝つため)には努力が絶対に必要です!
ラジオへのメール投稿において年間400採用を達成した、ただのラジオ好き(現・放送作家)がラジオ投稿のノウハウやコツなどを書いた記事をまとめたページです。ラジオへのメール投稿が初心者の人はもちろん、常連リスナーを目指す中級者の人にも役立つ情報が掲載されています。